ライオンの赤ちゃん

(22時〜24時ごろ見た夢)
押入れの中に何かがいる気がする。
猫2匹は特に気にしていないそぶりをするので、自分も気にしないようにするが、
どうもおかしい。

押入れの裏に周り、本来は押入れの壁になっているふすまを開けると、何か小さい動物がいる。
虫かと思った。けど、虫にしては大きい。

よく見るとライオンの赤ちゃんだと分かる。
なぜここに?と考えていると、Kさんがうちに猫を預けに来た時、一瞬この押入れに
リュックサックを置いたことを思い出した。

Kさんは動物を沢山飼っているから、リュックサックに動物の数匹紛れ込んでいても
おかしくないと判断する。
何せこのライオンの赤ちゃんは、うちの猫より小さい。
だからリュックサックに紛れていたことに、Kさんが気づかなくても当然だと思う。

しかし、Kさんがうちに来たのは2日前だ。
丸2日も押入れにいたのか!と焦る。

このライオンの赤ちゃんをKさんに渡す前に、最低限元気にはなってもらわないといけないので、
エサの用意をしなければと考える。おそらく今うちにある猫のエサで大丈夫だろう、と判断するが
Kさんが貸してくれた本が面白くてエサの準備ができない。

その本は厚い革製カバーのかかった漫画本なのだが、カバーの折り返し部分に
特典の冊子がついている。その中に収録されている内容がすごく面白いと聞いていたので
Kさんが引取りに来るまで、読みきってしまわないといけない。

しかし、特典部分は万引き防止のため非常に難解な細工がしてある。
革製カバーに切り込みが入り、その切り込みに対して短冊状に細工された
冊子の表紙が通されている。
しかもその紙は表紙にもかかわらず、本文と同じ薄さで作られている。
自分は早く読みたいので、その加工部分をちぎってしまいたいのだが
流石に借りた本でそれをすることはできない、とイライラしながら細工を解いていく。

足元でよちよちしているライオンの赤ちゃんも気になるが、自分の中では漫画を読む方が大事なので
ライオンの赤ちゃんをほったらかしている。