2022/09/22 エレベーターから別の世界へ

降下するエレベーターの同乗者が、「ここが空いている!」と壁を蹴ると、世界が90度回転した。

這いつくばってエレベーターから脱出すると、別の世界へ入っていた。

ほぼ同じ世界だけれども、少し違う。人間はNPCで意思がない。

世界が反転しているから、エレベーターで上階ボタンを押しても地下に連れて行かれる。

地下フロアは工場だった。フロア内の階段を上り、下り、逃げながらこちらへ向かってくる人たちを窓の外へ突き落とす。ゾンビのように、意識がない人たち。

逃げていると携帯が鳴る。長く応援しているお笑いタレントからだ。元の世界へ戻る方法が分かったから合流しよう、と。

連絡のあった場所「こくさい通り」へ向かう。自分たちが異物だと悟られないよう慎重に動く。

地面に埋まっている石のオブジェを両手で同時に押すと、その人は元の世界へ戻れる。

両手が使えない人はずっと戻れないのかと思いながら帰っていく人たちを見る。

ただ、再びこちらの世界へ戻ってきてしまう人も多い。空間はまだ不安定らしい。

2022/09/22 街路樹を配置する

秋だから、いい具合に枯れたプラタナスの枝を、街へ配置する。

挿し木の要領で、見える範囲に植えられたプラタナスが対象。

狭い範囲で一度に配置してはいけない理由を聞く「ランダムに置くと、DNAがほどよく混ざって良い」と返された。

「同じDNAを持つ葉は顔認証システムのようにすぐわかってしまうよ」と説明され、納得した。淡々と配置してゆく。

2022/06/08 中央線で乗り過ごす

中央線に乗っている。居眠りから起きたら遠い場所だった。
中野を過ぎたらとても遠い場所へ連れて行かれる電車だったようだ。
降りたホームの向かいへ。折り返しの電車に乗る。
本当は中野駅を過ぎたあたりの駅で、用事があったけどもう間に合わない。
仕方ないからのんびり帰ろう。


乗客の乗り降りが多く、社内は混んだり空いたりする。座りっぱなしで中野を目指す。

 

やや混んでいる状態で、子連れの女性が乗ってきた。
歩き始めた子どもの手を引き、背中に赤ちゃん。
就学前の長女らしい子もいる。
席があったとしても、3人の子供を連れて電車移動は大変だな。
案の定、歩き始めの子供はじっとしていられない。
車内を駆けようとするので、自分と隣にいた乗客の女性と一緒にあやしている。

女性と長女らしい子は、泣きはらしたように目が真っ赤だ。
悲しいことがあったんだろう。せめて乗車中は子守りを代わった方がいいなと察する。

3人の子どもと女性が降りていった。座席の上に、手提げの紙袋からはみ出ている本が残されていた。
本屋のカバーがついているから、新しく買った本だろう。
すでに発車しており、女性に届けるのは難しい。せっかく買った本だろうに、なんとか届けたいと考えながら、うたたねをしたり位置ゲームをしたり時間をつぶし、中野へ到着した。

紙袋へ戻し入れた本を抱え、中野駅へ届けようと考える。降りた駅の名前や、その人の特長を詳しく伝えたら届くかもしれない。

2021/09/29 始発電車で出勤する

ゆっくり座って出勤したいので、朝四時始発の各駅停車に乗って移動する。

けど座れなかった。移動中眠って夕方の出勤に備えるはずだったのに。

稽古で同じ教室の人と電車に揺られている。気づけば北区区役所前にいた。まだ正午なのに電車を降りてしまった。
職場まで歩ける距離だし、夕方まで時間をつぶせないわけでもない。けれど、予定が狂ってしまった。


デスクトップパソコンを抱えて区役所前に座り込んでいる人が、「LANボード付けられる?」と聞いてきた。LANボードがどういうものか知らないけども、パソコンを覗き込む。
PentiumⅡと書いてある。Pentium!?いつのパソコン?これを無線LAN環境にしたいの?
HDDが3枚刺さってるけど、これをどうしたいの?このパソコンから部品を取るの?と、一気に混乱する。

2021/09/28 スロット店へ

(夫)とスロット店に行く。目当てのスロット台がなかった。*1
「あっちにあるかもしれない」と別のスペースに行ったら18禁ゲームの台だった。*2
レトロゲームの台でしばらく遊んだあと、スーパーに行く。両手で抱えきれないサイズの柿が売っていた。切り方が思いつかない。地元の人はどうやって食べるんだろう。
 
 
 
 
 
 
 
 
 

*1:TIGER & BUNNYのスロットが目当てだった

*2:そもそもスロット店は18禁だと(夫)に指摘された。本当だ。

2021/09/08 嬉しい

医者に「妊娠していますよ。3ヶ月です」「予定日は*月ごろです」と伝えられる。

「ほんとですか!」と喜ぶ。体が「うれしい」のカタマリになったようだ。

仕事はいつまで続けよう? 仕事先になんて伝えよう? うちの片付けもしなくちゃ! と、ウキウキしながら出勤する。

柄の黄色いデザインカッターで、スチロールパネルを切り抜く。「ToLOVEる」のキャラクターは髪の先が細かくて大変だけど、楽しい。

職場の人に「大変な仕事じゃないですか~~」と冷やかされるが、適当にあしらいながらデザインカッターの先を見ている。